全部を変えようとすると、2週間で全部が止まる
食事も運動も睡眠も全部よくしたい。全部に手をつけると、たいてい2週間で全部止まります。どれから手をつけるかの話です。
- こんな人に
- 生活習慣を変えたい人
- 結論
- 同時に変えると全部止まる。1つだけ、2週間。順番は睡眠が先
- 読む時間
- 約3分
年の始めや、健診の結果を見たあと。生活を変えようと決意する。
そして、たいてい2週間で全部が止まります。理由は意志ではなく、同時に変えようとしたことにあります。
そして、止まったことが「自分は続かない人間だ」という記録になります。次の挑戦が、さらに重くなる。
同時に変えると、全部が止まる
習慣を変えるには、意識的な力が要ります。そして、その力の総量は限られています。
3つ同時に変えようとすると、1つあたりに使える力が3分の1になります。どれも中途半端になり、1つ崩れると連鎖して全部崩れる。
逆に、1つに絞ると、その1つは高い確率で定着します。そして、定着したものは力を使わなくなるので、次に進めます。
定着の目安は、やらないと落ち着かなくなったときです。ここまで来ると、意識せずに続きます。
順番は、睡眠が先
では、どれから手をつけるか。睡眠が足りていないなら、そこが先です。
理由は単純で、足りていないと運動を続ける気力も、食事を選ぶ判断力も出ないからです。土台が揺れている状態で上を積んでも、崩れます。
そして、いちばん取り返しが早いのも睡眠です。2週間で体感が変わります。
そのうえ、睡眠が戻ると、ほかの習慣も始めやすくなります。判断力と気力が戻るからです。順番として合理的です。
2番目は、いちばん崩れているもの
睡眠が足りているなら、次はいちばん崩れているものを選びます。
すべてを平均的に上げようとすると、効果が見えにくい。いちばん低いところを1つ上げるほうが、体感が大きい。
生活習慣診断は、そのために作っています。6つのうち、どれがいちばん薄いかを示します。
2週間、1つだけ
進め方も決めておきます。
- 1つだけ選ぶ。ほかは、いまのままでいい。
- 2週間続ける。数日では判断できません。
- できたかどうかだけ記録する。数値ではなく、やったかどうか。
2週間続いたら、次の1つに移る。年に6つ変えられれば、生活はかなり変わります。
記録は、カレンダーに印をつけるだけで足ります。数値まで記録しようとすると、記録のほうが負担になります。
崩れる順番を、知っておく
もう1つ、覚えておくと役に立つことがあります。
忙しくなったとき、人は決まった順番で崩れます。多くの場合、睡眠、運動、食事の順です。
自分の順番を知っておくと、戻すときも順番が決まります。そして、崩れ始めたことに早く気づけます。
知る方法は簡単です。忙しい時期に、最初に消えた予定を思い出す。それが、自分の1番目です。
完全に戻す必要はない
最後に。忙しい時期に習慣が崩れるのは、当たり前のことです。
大事なのは、ゼロにしないこと。運動が週3回から週1回になるのは、問題ありません。ゼロになると、再開が難しくなります。
まとめ
- 同時に変えると、力が分散して全部が止まる
- 止まったことが「続かない人間だ」という記録になってしまう
- 睡眠が先。戻ると、ほかの習慣も始めやすくなる
- 1つだけ、2週間。記録はカレンダーに印をつけるだけ
- 崩れる順番は、忙しい時期に最初に消えた予定で分かる
- ゼロにしない。減らして続ける
減らして続ける。これが、10年続ける人のやり方です。自分の状態は、生活習慣診断で確認できます。