電話はつながらない前提で、集合場所を1つ決める
災害時にいちばん困るのは、家族と連絡が取れないことです。決め事は無料で、いちばん効きます。今日できることをまとめました。
- こんな人に
- 家族と離れて過ごす時間がある人
- 結論
- 電話はつながらない前提で、集合場所を1つ決める。費用はゼロ
- 読む時間
- 約3分
備蓄も持ち出し袋もある。ただ、家族と連絡が取れなかったらどうするかは、決めていない。
これは、かなり多くの家庭で共通しています。そして、いちばん困るのがここです。
そのうえ、費用は一切かかりません。決めるだけで終わります。
電話は、つながらないと考える
災害の直後は、通話が集中します。つながらない時間帯が続くことがあります。
そして、電源が切れると、地図も連絡も情報も同時に止まります。携帯があれば大丈夫、という前提は成り立ちません。
それに、連絡先を暗記している人はほとんどいません。端末が使えないと、家族の番号すら分からない。紙に控えておく価値があります。
決めておくこと、3つ
- ① 集合場所。連絡が取れないときに、そこへ行けば会える場所を1つ。
- ② 連絡の順番。誰から誰へ。遠方の親戚を中継点にする方法もあります。
- ③ それぞれの行動。職場にいたら、学校にいたら、どうするか。
①だけでも、決めておくと状況が変わります。今日、家族に言うだけで済みます。
決めたら、紙に書いて持たせる。財布や定期入れに1枚。子どもがいる家庭では、とくに効きます。
集合場所の選び方
選ぶときのポイントがいくつかあります。
- 建物ではなく、場所で決める。建物は使えなくなることがあります。
- 全員が知っている場所。説明が要らないところ。
- 第2候補も決めておく。第1候補が使えない場合に備えて。
避難所と同じでなくて構いません。会うための場所として決めるだけです。
そして、一度、実際に行ってみる。経路が分かっていないと、そのときに動けません。
電源の備え
物としての備えは、これが優先です。
- モバイルバッテリー。月に一度は充電を確認する。
- 車の充電器。車がある家庭では、有力な電源になります。
- 電池式のラジオ。携帯以外の情報手段を1つ。
大容量の電源装置もありますが、まずはモバイルバッテリー1つと、その充電の習慣から。
あわせて、ふだんから残量を減らしすぎない。習慣として、寝る前に充電しておくだけでも違います。
安否確認の手段を、試しておく
災害時用の伝言サービスや、各種の安否確認の仕組みがあります。
ただ、使ったことがないと、そのときには使えません。体験できる期間が設けられていることがあるので、一度試しておくと安心です。
メッセージアプリのほうがつながりやすいこともあります。複数の手段を、家族で共有しておく。
決め事は、費用ゼロでいちばん効く
最後に。防災の対策の中で、決め事は費用がかからないのに効果が大きい部類です。
備蓄も持ち出し袋もお金がかかりますが、集合場所を決めるのは無料です。今日、家族に一言伝えるだけで終わります。
まとめ
- 決め事は費用がかからず、効果がいちばん大きい
- 電話はつながらない前提で考える。連絡先は紙にも控えておく
- 集合場所・連絡の順番・それぞれの行動。まずは集合場所だけでいい
- 建物ではなく場所で決め、第2候補も用意する
- 決めたら紙に書いて持たせ、一度実際に行ってみる
- 安否確認の手段は、一度使ってみないと本番では使えない
自分の備えは、防災対策診断で確認できます。