回復を分けているのは、意志ではなくつながり
ひとりで抱えている状態は、それだけで確認する理由になります。家族の側の話も含めて。
- こんな人に
- ひとりで抱えている人と、その家族
- 結論
- ひとりで抱えている状態は、それだけで相談する理由になる
- 読む時間
- 約2分
この診断で、唯一「高いほうがいい」軸があります。
相談できる場があるかどうかです。
そして、これは意志の強さとはまったく別の要素です。
ひとりで抱えている状態は、それ自体が情報
まず、いちばん重要なことを。
誰にも言えていない状態は、それだけで確認する理由になります。
逆に、話せる相手や窓口があると、状況がはっきり変わります。相談先を調べておくだけでも構いません。使うかどうかは、あとで決められます。
ひとりで抱えると、判断の材料が自分の中にあるものだけになります。同じ考えを何度も回すことになり、抜け道が見つかりません。
相談先を、先に調べておく
具体的な一手です。
お住まいの地域の精神保健福祉センターを、調べておく。
電話しなくて構いません。連絡先を知っている状態と、知らない状態では、動きやすさが違います。
調べるときは、「◯◯県 精神保健福祉センター」で足ります。多くは電話とメールの窓口があり、匿名でも相談できます。
自助グループという選択肢
もう1つの場を。
同じ状況の人が集まる場があります。話を聞くだけの参加もできます。
ここには、説明しなくても分かってもらえる、という利点があります。それが、大きい人もいます。
そして、発言しなくて構いません。多くの場は、聞くだけの参加を認めています。一度行って合わなければ、行かなくてよい。
家族の方へ
支える側の話も、書いておきます。
- 責めても、止まりません。むしろ、隠す方向に働きます。
- 肩代わりしすぎない。借金の返済など、代わりに解決すると状況が続きます。
- 家族だけで抱えない。家族向けの相談窓口と自助グループがあります。
- 本人が動く前に、家族が相談してよい。むしろ、そのほうが早いことがあります。
とくに2つ目は、判断が難しい。見捨てるように感じるからです。ただ、肩代わりを続けると、本人が状況の大きさに気づけません。ここは、相談しながら決めてください。
支える側も、消耗する
ここは、はっきり書いておきます。
支える側の負担は、外からは見えません。そして、限界まで抱えてから倒れることがあります。
自分の生活を守ることは、見捨てることではありません。距離を取る時期があっても構いません。
時間はかかる
最後に。
すぐには変わりません。戻ることもあります。それは、失敗ではなく過程の一部です。
大事なのは、つながりが切れないこと。ひとりに戻らないことです。
まとめ
- 相談できる場があるかどうかは、意志の強さとは別の要素
- ひとりで抱えると、同じ考えを回すだけになり抜け道が見つからない
- 相談先を調べておくだけでもいい。使うかはあとで決められる
- 自助グループは、聞くだけの参加ができる
- 家族も、本人が動く前に相談してよい。そのほうが早いことがある
- 支える側の生活を守ることは、見捨てることではない
状態の整理は、依存症診断で行えます。相談先は、精神保健福祉センター、保健所、医療機関などがあります。