未経験からプログラマーになるためのステップ。最初の3か月で何をするか
教材を最初から順にやると、多くの人が途中で止まります。動くものを作るところから始める学習の順番、独学とスクールの選び方、最初の仕事の取り方までまとめました。
- こんな人に
- 未経験からプログラマーを目指す人
- 結論
- 教材を順にやると止まる。動くものを作るところから始める
- 読む時間
- 約3分
未経験から始めた人が最初の数か月で止まる理由は、才能でも時間不足でもありません。学ぶ順番です。文法を最初から順に覚えようとすると、使う場面が見えないまま知識だけが積み上がり、退屈になって手が止まります。
ステップ① 小さくても動くものを作る
最初にやるべきは、教材を終わらせることではなく、動くものを1つ作ることです。題材は自分の困りごとがいちばんよい。家計の集計、読んだ本の記録、仕事の定型作業の自動化。何でも構いません。
動くものができると、次に必要な知識が自分から立ち上がってきます。「保存したい」「他の人にも使わせたい」「速くしたい」。この順番で学ぶと、知識が使い道とセットで身につきます。
最初の1つは、1週間で終わる規模にしてください。大きすぎる目標は、未完成のまま放置されます。
ステップ② 詰まりを短く切る仕組みを作る
この段階でいちばん危険なのは、一人で長時間詰まることです。時間だけが溶け、自分には向いていないという結論に向かいます。
「25分やって進まなければ、人に聞くか調べ方を変える」と時間で区切ってください。聞く相手がいないなら、それ自体が最初に解くべき課題です。勉強会、オンラインのコミュニティ、質問できるサービス。環境は能力より先に効きます。
ステップ③ 独学かスクールかを、2週間で判断する
どちらでも構いませんが、判断の基準は「一人で続けられるか」です。費用を出す前に、無料の教材で2週間だけ独学してみてください。
それで手が動くなら独学で十分ですし、まったく進まないなら、お金を払って環境を買う判断には意味があります。
注意したいのは、短期間で高収入になると宣伝するものです。学習期間が短いほど、就職後にきついのは本人です。地味でも、作ったものが残る形の学び方を選んでください。
ステップ④ 他人が触れる形で成果を残す
未経験からの就職で効くのは、資格でも学習時間でもなく、他人が触れる形で残っている成果物です。動くアプリでも、書いたコードでも、技術メモでも構いません。
そして面接で聞かれるのは「何を作ったか」ではなく「なぜそう作ったか」です。動かなかったときにどう調べたか、どこで詰まって、どう解決したか。この説明ができるかどうかで、伸びる人かどうかが判断されます。
だから、作りながら記録を残してください。詰まった内容と、解決した方法。これがそのまま職務経歴の材料になります。
ステップ⑤ 入り口を1つに絞らない
いきなり開発職を目指す道だけが正解ではありません。社内の業務改善、テストや品質の担当、技術に近い営業やサポート。こうした入り口から実務経験を積んで、開発職に移る人も多くいます。
とくに、いまの職場で繰り返しの作業を自動化した経験は、どこでも評価されます。表計算の関数でも、簡単な自動化ツールでも構いません。「毎月2日かかっていた作業を3時間にした」は、職種を越えて通用する実績です。
つまずきやすいところ
- 完璧に理解してから進もうとする。使いながら分かることのほうが多い分野です。7割で先に進んでください。
- 同時に手を出しすぎる。言語もフレームワークも2つまで。増やすほど完成率が下がります。
- 環境構築で止まる。ここは全員が苦戦する場所です。詰まったら遠慮なく人に聞いてよい。
- 成果を記録していない。やったことは、記録した人にだけ見えます。
まとめ
- 文法の網羅より、1週間で終わる「動くもの」から始める
- 25分で区切る。一人で長時間詰まらない仕組みを先に作る
- 独学かスクールかは、無料教材で2週間試してから決める
- 他人が触れる形の成果物と、詰まった記録を残す
- 開発職以外の入り口から、実務経験を積んで移る道もある