面接で社風を見抜く、5つの質問
「風通しがよい」はどの会社も言います。抽象的な質問には抽象的な答えしか返りません。答えの内容より答え方に社風が出る、具体的な聞き方をまとめました。
- こんな人に
- 転職の面接を控えている人
- 結論
- 抽象的な質問には抽象的な答えしか返らない。答え方に社風が出る
- 読む時間
- 約2分
求人票には、給与も勤務地も職務内容も書いてあります。社風だけが書かれていない。書いてあっても「風通しがよい」「若手が活躍」といった、どの会社でも書ける言葉になります。
だから、面接で聞くしかありません。ただし、聞き方があります。
質問① 「この1年で、方針が変わったことはありますか」
変化の速さが分かります。
具体例が複数出てくるなら、前提がよく変わる環境です。「特にありません」なら、安定している。どちらが良いという話ではなく、自分がどちらで力が出るかの判断材料になります。
質問② 「評価はどう決まりますか」
明文化の度合いと、上下関係の強さが同時に出ます。
制度の説明がすぐ出てくるか、「上司の判断で」となるか、言葉に詰まるか。答えの内容より、答え方のほうに情報があります。
質問③ 「これは誰が決めますか」
具体的な案件を挙げて聞くのがコツです。「たとえば、新しいツールを入れるかどうかは誰が決めますか」。
フラットな組織を自称していても、実際には全部が社長決裁ということがあります。逆に、現場に大きな裁量がある会社もある。フラットさと、決まらなさは別物です。
質問④ 「1週間に、会議は何時間ありますか」
数字で答えられる質問なので、はぐらかされにくい。
チームで動く文化か、個人で完結する文化かが分かります。一人で進めたい人にとって、会議が多い環境は実力を出す前に消耗する場所になります。
質問⑤ 「この事業を続けている理由は何ですか」
意義を軸にする組織かどうかが出ます。
理念がすぐ出てくるか、事業の合理性で語られるか、答えに詰まるか。ここも良し悪しではなく、自分が何で動く人かとの噛み合いを見る質問です。
聞きにくいと感じる場合
これらの質問は、失礼ではありません。むしろ、具体的に聞く候補者は入社後を真剣に考えていると受け取られます。
それでも聞きにくければ、「入社後の働き方をイメージしたいので」と前置きすればよい。ここで嫌な顔をされる会社なら、それ自体が重要な情報です。
面接官の人数と態度も、情報
質問への答え以外にも、見える部分があります。
- 面接官が複数いるとき、誰が話すか。上位者だけが話す会社と、現場の人が普通に発言する会社がある。
- 時間を守るか。始まりと終わりの扱いに、会社の時間感覚が出ます。
- ネガティブな質問への反応。離職率や残業について聞いたときの態度は、そのまま入社後の扱いを示しています。
まとめ
- 社風は求人票に書かれていない。面接で聞くしかない
- 「この1年で方針が変わったことは」→ 変化の速さ
- 「評価はどう決まりますか」→ 明文化の度合い
- 「これは誰が決めますか」→ フラットさと決まらなさは別
- 「週の会議時間」→ 数字なのではぐらかされにくい
- 答えの内容より、答え方と態度に社風が出る