「家族には言わないほうがいい」。最初に切られるのは相談先
ひとりで決め続けると、どんな人でも判断の精度が落ちます。これは能力ではなく条件の問題です。必ず話す相手を1人だけ決めておく話です。
- こんな人に
- 大きな決定をひとりで抱えがちな人
- 結論
- 「必ず話す相手」を1人だけ決めておく。判断の精度は条件で決まる
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「家族には言わないほうがいい」「あの人たちには分からない」。
この言葉が出てきたら、それ自体が合図です。手口が最初に狙うのは、相談先を切ることだからです。
そして、切られる過程は自然に見えます。命令ではなく、思いやりの形で来ます。
なぜ、孤立が最初なのか
理由は単純です。外の意見が1つでも入ると、極端な主張は通りにくくなります。
逆に、外の声が届かなくなれば、あとは中の情報だけで世界が構成されます。同じことを繰り返し聞くうちに、正しさとは無関係に確からしく感じられる。
だから、思想を語る前に、まず関係を切りにくる。順番として、これが最初です。
そのうえ、切れたことに気づきにくい。連絡が減っただけ、忙しかっただけ、と説明がついてしまいます。
孤立は、能力の問題ではない
ここは強調しておきます。
ひとりで決め続ければ、どんな人でも判断の精度が落ちます。頭の良し悪しではなく、条件の問題です。
実際、優秀な人が孤立した時期に判断を誤る例は、いくらでもあります。逆に、そこそこの判断力でも、相談先がある人は大きく外しません。
だから、対策も能力を上げることではありません。相談先を1つ確保するだけで足ります。
相談は、答えをもらうためではない
誤解されやすい点です。
相談の効果は、良い助言をもらうことだけではありません。声に出して説明する過程で、自分の判断が整理されます。
話しているうちに「これはおかしいな」と自分で気づくことは、よくあります。相手が何も言わなくても、効きます。
だから、詳しい相手である必要はありません。専門知識より、話を聞いてくれることのほうが重要です。
1人だけ、決めておく
やることは1つです。
「大きな決定の前に必ず話す相手」を、1人だけ決めておく。家族でも、友人でも、同僚でも構いません。
決めておくのがポイントです。その場で「誰に相談しよう」と考えると、そのまま流されます。相談先が決まっていると、動きが1つ挟まります。
そして、相手にも伝えておく。「大きなことを決めるときは連絡します」。言っておくと、実行しやすくなります。
「大きな決定」の基準
何を相談するかも、決めておくと迷いません。
- まとまったお金が動く。金額の線を決めておく。
- 仕事や住まいを変える。生活の土台に関わるもの。
- 新しい人間関係に、深く入る。時間の使い方が変わるもの。
- 「誰にも言わないで」と言われた。これは、それ自体が相談すべき合図です。
身近に相談先がない場合
家族と離れている、友人が少ない。そういう時期もあります。
その場合、公的な相談窓口も相談先として使えます。消費生活センター、自治体の相談窓口、法テラス。金銭が絡む話なら、こちらのほうが確実です。
「こんなことで相談していいのか」と考える必要はありません。判断に迷ったときに使う場所です。
反対意見を言う人を、残しておく
最後に、もう一段の話を。
相談先が複数いても、全員が同意する相手だと効果が薄い。反対意見を言ってくれる人が、1人いるかどうかが効きます。
耳が痛いことを言う人は、遠ざけたくなります。ただ、その人がいちばん重要な条件であることが多い。
自分の状態は、洗脳耐性診断で確認できます。