取り繕わない人は警戒されない。それは大きな長所
思ったことをそのまま出すので天然と言われる。ただ、ずれているのではなく繕っていないだけ、という場合があります。
- こんな人に
- 思ったことが顔に出てしまう人
- 結論
- 繕わない人は警戒されない。抑えるのは交渉など3場面だけでいい
- 読む時間
- 約2分
思ったことが、そのまま顔に出る。取り繕うのが苦手。
これを短所だと思っている人がいます。実際には、かなり大きな長所です。
ただし、場面によっては不利になります。だから、どこで効いてどこで損をするかを分けておくと使いやすくなります。
計算がない人は、警戒されない
なぜ長所なのか。
計算がないと分かる相手には、人は警戒しません。裏を読まなくていいので、話が早い。そして、本音が返ってきます。
これは、関係を作るうえでかなり有利です。警戒を解くのに、時間がかからない。
実際に効くのは、こういう場面です。
- 初対面。探り合いの時間が要りません。
- 相談を受けるとき。裏がないと分かる相手には、本当のことを話せます。
- 謝るとき。取り繕った謝罪は、すぐに見抜かれます。
- ほめるとき。お世辞に聞こえません。ここは、かなり大きい。
ずれているのか、繕っていないだけか
ここを分けておくと、扱いが変わります。
- ずれている。自分の言動が周りとどう見えるか、気づいていない。
- 繕っていない。気づいてはいるが、隠していない。
後者なら、天然ではありません。自覚があるからです。そして、これは選んでいる状態です。
見分け方は、簡単です。あとから「あれは言わないほうがよかった」と気づくか。気づくなら、繕っていないだけ。まったく引っかからないなら、ずれている側かもしれません。
正直さが、損になる場面
ただ、場面によっては不利になります。
- 交渉。手の内が見えると、条件で不利になります。
- まだ決まっていない話。顔に出ると、周りが動き出してしまう。
- 相手の失敗に対する反応。そのまま出ると、相手が傷つきます。
この3つだけ、意識して抑える。それ以外は、そのままで構いません。
そして、この3つは「顔に出さない」ではなく「口に出す前に一拍置く」で足ります。表情まで管理しようとすると、続きません。
まじめな話は、前置きを置く
もう1つ、実用的な方法を。
素直な人は、まじめな話まで軽く扱われることがあります。ふだんの印象が、そのまま適用されるからです。
「まじめな話なんですが」と一言置く。それだけで、相手のモードが変わります。
同じ理由で、大事な話は場所を変えるのも効きます。立ち話ではなく、座って話す。内容ではなく、形のほうで重さを伝える方法です。
素直さは、減らさなくていい
最後に。
取り繕えるようになる必要はありません。むしろ、繕える人が増えるほど、繕わない人の価値は上がります。
足すのは、抑える場面を3つ決めておくことだけ。それ以外は、そのままのほうが強い。
まとめ
- 計算がないと分かる相手に、人は警戒しない。関係を作るのが速い
- ずれているのか、繕っていないだけかを分ける。後者なら自覚がある
- 抑えるのは、交渉・未決定の話・相手の失敗への反応の3つだけ
- 抑えるといっても、口に出す前に一拍置くだけでいい
- まじめな話には「まじめな話なんですが」と前置きを置く
- 繕える人が増えるほど、繕わない人の価値は上がる
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