仲は良いのに、会うと疲れる。相手を判定せずに距離を変える
味方の顔をしているのに、会うと消耗する。相手の意図は推測できませんが、自分の状態は観測できます。判定せずに被害だけ減らす方法をまとめました。
- こんな人に
- 会うと疲れる相手がいる人
- 結論
- 相手の意図は推測できないが、会ったあとの自分の状態は観測できる
- 読む時間
- 約3分
仲は良い。よく会う。それなのに、会ったあとにどっと疲れる。
こういう関係に「フレネミー」という名前がついています。便利な言葉ですが、危うさもあります。人に貼るラベルとして使うと、誤解で関係を切る側に働くからです。
だから、この記事では判定しない使い方だけを扱います。
相手の意図は、推測できない
悪意があるのかどうか。ここを見極めようとすると、たいてい迷路に入ります。本人にしか分からないうえ、本人にも分かっていないことが多いからです。
かわりに、確かめられるものがあります。会ったあとの自分の状態です。
- 会ったあとに、元気が残っているか。楽しかったはずなのに、帰り道で疲れている。
- 翌日まで気分が沈むか。これは記憶ではなく、体の反応です。
- 会う予定があると、気が重いか。予定表を見たときの感覚が、いちばん正直です。
3回分だけ記録してみてください。相手ごとに、はっきり差が出ます。
記録は、10段階の数字1つで足ります。会ったあとの元気の残り具合。理由は書かなくて構いません。
4つの兆候
そのうえで、関係の中で何が起きているかを見ます。
- 褒め言葉に含みがある。「〜のわりに」「その年で頑張ってる」。受け取ったあとに落ち込む褒め言葉は、褒め言葉ではありません。
- 報告が競争になる。良い知らせを出すと、必ず上を返される。
- 話したことが外に出ている。他人の秘密を聞かされる相手なら、自分の話も流れています。
- 与え合いが片方向。相談は受けるが、こちらの話はしていない。
ただし、1つ当てはまるだけでは何とも言えません。誰にでもある行動です。複数がそろい、しかも消耗が続いているときだけ、対処を考えてください。
そして、相手の側にも事情があります。うまくいっていない時期は、誰でも張り合いやすくなる。時期の問題であることも多い。
判定しなくても、できることは同じ
ここが重要なところです。相手をフレネミーだと判定してもしなくても、やることは変わりません。
- 渡す情報を減らす。決まっていないことを話さない。感情を預けない。
- 会う頻度を落とす。宣言も説明も要りません。
- 二人で会うのをやめて、大人数の場だけにする。角が立ちません。
これで楽になるなら、それで足ります。関係を切る決断は、思っているより重い。切らないでおくほうが、あとで戻せます。
ただし、実害が出ている場合は別です。仕事に影響が出ている、金銭が絡んでいる、精神的に追い込まれている。この場合は、距離を大きく取る判断も正当です。
自分の側も、確かめておく
最後にひとつ。疲れているとき、自信が落ちているときは、同じ言葉が違って聞こえます。
情報漏れも張り合いも起きていないのに違和感だけがあるなら、原因が関係の外にある可能性があります。判定を1か月保留して、休んでからもう一度会ってみてください。
まとめ
- 相手の意図は推測できないが、会ったあとの自分の状態は観測できる
- 3回分、10段階の数字で記録すると、相手ごとに差が出る
- 兆候は1つでは判断できない。複数そろい、消耗が続くときだけ
- 相手の側の時期の問題であることも多い
- 判定してもしなくても、やることは同じ。情報と頻度を減らす
- 実害が出ている場合は、距離を大きく取る判断も正当
それで印象が変わるなら、答えは出ています。自分の状態は、フレネミー診断でも確認できます。