介護・子育て・支援。やりがいがあるほど、限界の信号が消える
嫌々やっている仕事なら、疲れたときに気づきます。問題は意味を感じている場面です。介護、子育て、支援の仕事。信号がかき消される仕組みと対処法。
- こんな人に
- 介護・子育て・支援に関わる人
- 結論
- やりがいがあるほど、疲れの信号がかき消される
- 読む時間
- 約2分
燃え尽きやすいのは、仕事が嫌いな人ではありません。手応えを感じている人です。やりがいは疲れの信号をかき消すので、限界の直前まで気づけません。
意味があると、止まれない
介護、子育て、支援の仕事、立ち上げ期のプロジェクト。これらに共通するのは、やめる理由が見つけにくいことです。
目の前に、助けを必要としている人や状況がある。ここで休むのは、放棄のように感じられます。
しかも周囲からは頑張っていると評価されるので、止める人もいません。
感覚では判断できない
疲労のやっかいなところは、疲れているほど疲労を過小評価することです。判断力が落ちているので当然なのですが、本人には分かりません。
だから、感覚ではなく事実で判断するしかない。
- 先週の平均睡眠時間
- 完全に休めた日が、この1か月で何日あったか
- 体重の増減
- 楽しみにしていたことを、面倒に感じていないか
数字は、気分に影響されません。
「代われる人がいない」は、たいてい正しくない
この状況でよく出る言葉です。そして、部分的には本当のこともあります。
ただ、全部を代われる人はいなくても、一部を代われる人はいます。全体を渡そうとするから、渡せなくなる。
- 週に1回だけ、誰かに代わってもらう
- 一部の作業だけ、外部のサービスを使う
- 判断は自分がして、作業は分ける
倒れると、全部が止まる
いちばん現実的な理由がこれです。
いま休まないと、後でもっと長く休むことになります。そして、その休みは自分で選べません。
休むことは、支えている相手のためでもあります。この理屈は、自分のためだけでは休めない人にも効きます。
身近な人に、頼んでおく
自分で気づけないなら、外から言ってもらうのが確実です。
「無理をしていたら言って」と、あらかじめ頼んでおく。言われたときに反論しない、と決めておくところまでがセットです。
疲れているときの自分の判断は、あてになりません。事前に決めた約束のほうを信じる。
支える人にも、支援がある
介護をしている人、子育てを一人で担っている人、支援の仕事をしている人。
支える側が消耗することは、状況の重さの結果であって、本人の弱さではありません。
同じ立場の人が集まる場、自治体の相談窓口、地域包括支援センター。使える支援があります。眠れない・気分の落ち込みが続く場合は、我慢せず医療機関にご相談ください。
まとめ
- 燃え尽きやすいのは、手応えを感じている人
- 意味があると、やめる理由が見つけにくい
- 感覚ではなく、睡眠時間などの事実で判断する
- 全部を代われる人はいなくても、一部を代われる人はいる
- いま休まないと、後でもっと長く休むことになる
- 身近な人に「無理をしていたら言って」と頼み、反論しないと決めておく