「ありのままでいい」が、動かない理由になっていないか
「ありのままでいい」が、変わらない理由になっていないか。受容と諦めの違いを見分ける問いと、認めたうえで動き出すための順番をまとめました。
- こんな人に
- 「ありのままでいい」で止まっている人
- 結論
- 見分ける問いは「変えたいことを1つ挙げられるか」
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- 約3分
「ありのままの自分でいい」という言葉は、救いにもなれば、動かない理由にもなります。同じ言葉なのに結果が正反対になるのは、受容と諦めが外から見て似ているからです。
そして、本人にも区別がつきにくい。どちらも、いまのままでいる状態だからです。
見分ける問いは、1つ
「変えたいことを1つ挙げられるか」。
挙げられるなら、それは受容です。現在地を認めたうえで、行き先を持っている状態。
挙がらない、あるいは「もう自分はこういう人間だから」で止まるなら、諦めのほうに寄っています。どちらが良い悪いではなく、いまどちらにいるかを知っておくと、次にやることが変わります。
もう1つの目印は、その話をしたあとの気分です。楽になるなら受容、重くなるなら諦めであることが多い。
認めないと、変えられない
順番として、受容が先に来ます。理由は単純で、現在地が分からないと道順が引けないからです。
自分の弱点から目を背けている状態では、そこに手をつけることもできません。認めることは、諦めることの反対で、変える作業の第一歩です。
そして、認めるのは事実だけで足ります。評価まで受け入れる必要はありません。「人前で話すのが苦手」は事実、「だから価値がない」は評価です。
それでも動けないときに起きていること
- 目標が大きすぎる。「性格を変える」は行動ではありません。分解されていないと着手できません。
- 失敗の代償が大きすぎる。一発で決めようとすると、動けなくなります。
- 余力が足りない。変わるには気力が要ります。疲れているときは、休むほうが先です。
- 変えたいのが自分の希望ではない。誰かに言われたことを目標にしていると、続きません。
4つ目は、確かめる方法があります。誰にも知られないとしても、変えたいか。変えたくないなら、それは他人の希望です。
「いちばん小さい一歩」を書く
実用的なのは、変えたいことを1つ選んで、いちばん小さい行動に落とすことです。
「もっと発言できるようになる」ではなく「次の会議で、質問を1つする」。今週中にできて、失敗しても何も起きない大きさまで下げるのがコツです。
小さすぎると感じるくらいで、ちょうどよい。動き出したあとで大きくするのは簡単です。
そして、できたら記録する。小さいことほど、やった記憶が残りません。記録がないと、進んでいる実感も出ません。
過去に変えられたことを、思い出す
「自分は変わらない」と感じているとき、たいてい過去の変化を忘れています。
5年前にできなかったことで、いまできることを3つ書き出してみてください。事実があると、見込みが戻ります。
これは自信をつけるための作業ではなく、変われるという判断を、感覚ではなく記録に基づいて行うための作業です。
まとめ
- 受容と諦めは外から似ているが、中身が違う
- 見分ける問いは「変えたいことを1つ挙げられるか」
- 現在地を認めないと、道順が引けない
- 動けないのは、目標が大きすぎるか、余力が足りないことが多い
- 「今週中にできて、失敗しても何も起きない」大きさまで下げる
- 5年前にできなかったことで、いまできることを3つ書き出す